美味しさを育てて、味わう 山口の伝統ブランデーケーキ

昭和48年（1973年）創業、山口県宇部市の洋菓子店「ロイヤル」の絶品ブランデーケーキ。しっとりとした食感のパウンドケーキに、ブランデーシロップをたっぷり染み込ませたシンプルな焼菓子です。

ロイヤルでは、使用するブランデーにとことんこだわり、お酒そのものの風味を生かしたブランデーケーキを4種類展開しています。

ブランデーケーキの特徴は、製造から3カ月と賞味期限が長いこと。そのため、ブランデーそのもののように、「熟成させて味を深める」=「育てる」という食べ方が楽しめます。

ロイヤルのブランデーケーキも、食べるタイミングによって変化する美味しさが魅力。ケーキができあがってから箱に入れたまま箱の上下をひっくり返し、1カ月かけて底に溜まったブランデーを、反対側に移動させます。その後も、時間が経つにつれて、より芳醇な味わいに。1週間経つごとに上下を返しながら、自分好みの味わいに育てていく……そんな食べ方こそ、このブランデーケーキの真骨頂といえるでしょう。

創業者である先代・薬師寺文夫さんが作り続けた、ブランデーケーキ。現店主である息子の隆さんがお店を引き継いだ今も伝統的な製法にこだわり、長年愛され続ける商品に成長しました。

時代は遡り、昭和31年（1956年）。先代店主の文夫さんが、修業中の身にも関わらず、菓子品評会で福岡県知事賞に加えて感謝状を受賞するという快挙を成し遂げました。

その瞬間から、ボックスケーキ、すなわち現在のブランデーケーキは先代の「運命のお菓子」となったといいます。生涯をかけて目指した、究極の味。先代の製法を守り、今なお日々手作りで仕上げているブランデーケーキは、ロイヤルだけの味といえるでしょう。

現在、山口県「永山酒造」のフルーティーな日本酒「寝太郎」を使ったケーキを展開するほか、地産のゆずなど大人が好む柑橘を使った新商品も開発予定。
地元の味として山口県の皆様に愛されながら、より多くのお客様に向けて、新たな美味しさを追求し続けています。

お好みの味になるまでじっくり育てる、大人のスイーツ。
2本以上買って、熟成の違いを味わうのもおすすめです。お酒好きな方のギフトとしても喜ばれるでしょう。