2023.11.28 (Tue)
目次
大丸福岡天神店では、2023年11月11日(土)→12月25日(月)の期間、クリスマスツリーを点灯しています。
今年のテーマは、「Circulation(循環)~circulation to the future(輝く未来への循環)~」。廃棄プラスチックや海洋プラスチックのアップサイクルに取組むことで、より多くのコミュケーションと循環を生み出すことを目指しています。
会場を包み込む美しい冬の輝きをぜひご覧ください!
昨年のクリスマスツリーは、海洋プラスチックごみ問題をはじめとした対馬市の現状を伝え、魅力溢れる対馬の自然を守るための行動変容の場となることを目指した取り組みでした。
その取り組みをもとに、さらに活動の輪を拡げること、クリスマスツリーを通して知ったことを他の誰かに伝えてもらうことを目標としているのが、2023年、大丸福岡天神店のクリスマスツリープロジェクトです。
メインツリーとサブツリーにはペットボトルキャップや、工場で廃棄される残渣(ざんさ)※をアップサイクルしたパネルを使用して装飾しています。白い雪をイメージし、白のペットボトルキャップでパネルに模様を入れています。
※溶解や瀘過(ろか)をした時、あとに残ったかすのこと
オーナメントは、昨年のツリーを飾ったものを再利用。これは、「ヒトツバタゴ」(別名:ウミテラシ)の白い花をイメージし、実際に対馬の海に流れ着いた白い海ごみ(主に発砲スチロール)をアップサイクルしてつくったオーナメントです。
対馬の海を見守るウミテラシの周りで、アップサイクルにより廃棄されるものが新たな価値のあるものに生まれ変わり、変化の光が生まれ始める……という今年のテーマ「Circulation(循環)」に繋がる、ツリーの物語を感じていただけるでしょう。
今回はテーマである「Circulation(循環)」のアイコンとして、廃プラや海洋プラごみを使用した“フラワーポット”を作成しました。
このポットは、(株)博多大丸 九州探検隊が立ち上げたPrecious Plastic Kyushu(プレシャスプラスチック九州)が、国内8団体・海外3団体との共創プロジェクトで生まれたものです。
さらに、メインツリーの前方にはフラワーポットのフォトスポットも登場。
さまざまな地域で廃棄プラスチックや海洋プラごみから生まれたフラワーポットを重ね、「Circulation(循環)」をイメージした大きな円を形づくっています。
このフラワーポットプロジェクトは、今後、対馬市をはじめとした九州各地で地域の方々と共創ワークショップを行いながら活動を拡げていく予定です。
イベントを通してたくさんの人の手に渡り、手にした人々の周りで新たに生まれる温かなコミュニケーションをお楽しみください。
さらに、フラワーポットは、12月23日(土)・24日(日)の2日間、インスタグラムをフォローしていただくなどの条件を満たした方、各日先着100名様にプレゼントします。詳細は下記「フラワーポット プレゼント情報」をご参照ください。
廃棄されるものが価値のあるものに生まれ変わること、また資源を有効に活用することで廃棄物の発生を最小化するサーキュラーエコノミーについて、体感することができる活動を目指す2023年のクリスマスツリー。
人から人へ活動の輪が拡がること。
廃プラや海洋プラごみが新たな価値のあるものとして生まれ変わること。
個人でできる循環を紡ぎながら、海洋ごみ問題に向き合うことこそ、私たちが日々癒され、生活を豊かにしてくれる海への恩返しといえるでしょう。
大丸福岡天神店のクリスマスツリーを通じて、循環するコミュニケーションの温かさを体感してください。