2025.06.04 (Wed)
目次
台東区をはじめとした地元の企業が出店する「シタマチ 再発見!モノづくりマーケット」を、開催します。
お店の人気商品がおかちまちパンダ広場に登場し、直接生産者の方のお話を聞けるチャンスもあったり、下町の「人とモノ」の魅力が感じられる2日間です。
当日出店予定の19社の中から、一部をご紹介します。
⚫︎さつまいものプロフェッショナルが研究する、さつまいもの可能性(東京都荒川区 蜜芋研究所)
「蜜芋研究所」は全国から選りすぐったさつまいもを、「谷中ぎんざ」で焼き芋やチップスにして販売しています。
浅草のフレンチ料理店のシェフであり、蜜芋研究所の所長でもある岡部勝義さん。岡部さんの料理理学から生まれた「焼き芋」は、蜜芋研究所の看板商品です。フレンチの技法と知識で焼き上げた「熟成蜜焼き芋」は、これまでの焼き芋の概念を覆す美味しさ!
農家の方が大切に育てたさつまいもを「皮まで美味しく食べてほしい」と、研究を重ね出来上がった焼き芋は、いわゆる「熱々ホクホク」ではなく、「ヒンヤリ、もっちり」。
素材を活かすため、素材の水分を考えコンベクションオーブンで蒸気量を調整し蒸し焼きすることで、熱と水分で糖化を最大限に促し、こだわりの特注蜜芋釜で焼きあげています。
さつまいも農家を応援したいという思いから蜜芋研究所を立ち上げられ、日本さつまいもサミットの審査員も務める岡部さん。
全国の数々のさつまいも農家から時期ごとに良質なさつまいもを仕入れ、さまざまな料理を提供しています。素材の水分をコントロールすることを料理理学と例え、ロジックで料理の味が変わると熱く語られました。
今回のマーケットでは、焼き芋チップスを販売。熟成蜜焼き芋は、ぜひ「谷中ぎんざ」で楽しんでみてください!
蜜芋研究所
URL:https://mitsuimo.com/
6月7日(土)・8日(日)は、人気のさつまいもチップス3種(プレーン・韓国海苔・大学芋)を販売予定
⚫︎善い葱から、善い未来を。(東京都台東区「葱善」)
次にご紹介するのは、台東区千束に本社を構える1885年創業の葱問屋「葱善」。
最高品質の千住葱を専門に扱い、江戸・明治から続く名店といわれる料理店に愛され続けています。冬場は、江戸から伝わり伝統野菜の種で育てる「江戸千住葱」を、春夏秋は、江戸千住葱の善さ(よさ)を提供できる「葱善千住葱」を、東京で育て販売しています。
今回は、煮込んで善し、焼いて善し、生で刻んでいただくのも善しの「千住葱」と、葱味噌、葱塩などの加工品、またその加工品の葱味噌のパンを販売予定とのこと。
普段は銀座の料理店などに卸しながら、またオンラインでの販売も行っていますが、週に2回、本社近くの店舗でも3時間だけ営業、販売しています。
3時間限定の店舗には、料理人の方だけでなく料理好きの一般の方も来てくださると嬉しそうにお話ししてくださったのは田中康晃さん。
田中さんは「少しでも東京の葱を知っていただける機会になれば嬉しい」と、今回出店を決められたそうです。その横で明るい笑顔でお話しくださったのは、田中さんのお姉様でもあり、管理栄養士の資格を持つ2児の母の竹野佑実子さん。
竹野さんは、市場に出せないB品C品の廃棄に課題感を感じ、加工品を考案されました。ねぎ味噌はもちろん、ねぎ塩は、焼いた千住葱につけて食べると絶品です。
株式会社 葱善
URL:https://negizen.co.jp/
6月7日(土)・8日(日)は、江戸千住葱、葱の加工品、葱味噌を使ったパンを販売予定
⚫︎大手アパレルの服飾雑貨雑OEM・卸の会社が経営する、本格タイ料理(東京都台東区 中南海トレーディング「 Yim Siam」)
台東区で、レディスアパレルのマフラー・ストールなど服飾雑貨の企画デザインを行なっている会社の「中南海トレーディング」。
時代の変化や季節の移り変わりに合わせて、使う人の毎日をより楽しく鮮やかに彩るものづくりをされています。
その傍らで、縁があってタイ料理店を同じ台東区で営業されているとのことです。そのタイ料理店について、中南海トレーディングの岡田さんに話を伺いました。
駅チカで気軽に楽しめる本場の料理店では、タイ国政府認定レストラン「Thai SELECT」の認定を受けた本場タイ料理の味とサービスを提供しています。
店名の「Yim Siam」とは、英語に訳すと「Thai Smile」という意味で、微笑みの国タイを象徴する言葉。料理を通して、笑顔で素敵なひとときを過ごしていただけるようつけられました。
おかちまちパンダ広場では、キッチンカーにてガパオライス、グリーンカレー、タイのビール、ココナッツジュースなどのソフトドリンク、おつまみとしてタイのソーセージなどを販売予定です。
タイ料理「Yim Siam」
URL:https://yimsiam.jp/shop-info/
6月7日(土)・8日(日)は、ガパオライス、グリーンカレー、タイのソーセージ、ビール、ソフトドリンクなどをキッチンカーでえ販売予定
⚫︎驚くほど軽い!浅草かっぱ橋の”超”料理道具専門店のピーラー。
定番アイテムからマニアックな逸品まで楽しい料理道具が所狭しと並ぶ、浅草かっぱ橋の飯田屋は、大正元年創業の料理道具店。マニアックなプロのシェフから、一般の方まで、世界中の料理をする方のお店です。
まず店内に入ると、所狭しと並ぶさまざまな道具にワクワクさせられます。「お客様に料理を楽しんでいただきたい!」という思いが、品揃えやPOPに現れています。
手書きのPOPは、お店のスタッフの方々が、実際に使ってみて感じたことが書かれています。参考になるばかりか、早速使って料理をしてみたくなります。
そして代表商品でもあるエバーピーラーは、「世界で最も軽い力で皮が剥ける」「透き通るぐらい薄く皮がむける」「一生物の料理道具」を目指して作られました。
野菜の細胞を潰さず剥いた野菜は光り輝く断面で、舌触りも滑らかで美味しくいただけるだけでなく、野菜も長持ちします。
店内で一際目を引くのは、レードルの数。
料理人の「1cc」のこだわりを再現するため、100ccまでは1cc単位で、100ccから400ccは10cc単位で、400ccからは100cc単位で2000ccまで扱っています。
「1発で欲しい数量が決まるレードルを用意することで数量調整の手間をなくせる。料理人の方の作業が減り、味もブレず喜んでいただけるのではないかという思いからどんどん増えていったんです」と、笑顔で田代さんは話されました。すべては、料理を作る人のために。
株式会社 飯田
URL:https://kappa-iida.com/
6月7日(土)・8日(日)はエバーピーラー、エバーおろしなど飯田屋の人気商品を多数販売予定
︎⚫︎磨く、ととのう。日本最古の靴クリームメーカー。(東京都墨田区 谷口化学工業所「ライオン靴クリーム本舗」)
ものづくりを中心に町が発展した墨田区にある谷口化学工業所は、創業明治43年の日本最古の靴クリームメーカー「ライオン靴クリーム本舗」です。
靴磨きとは単純に靴を永く愛用いただくだけではなく、靴を磨くというわずかな時間が、実りのある瞬間になり得ること、無心になり心の落ち着きが得られ、ごく自然に前を向く気持ちになれるとのこと。
一見、難しそうに感じる靴磨きですが、お肌のお手入れと一緒で、お手入れすることで、永く美しい状態を保てることが解ります。
そんな話を、墨田区の社屋兼工場にて製品の製法からこだわりまで、代表取締役社長の谷口弘武さんがお話しくださいました。
工場では、100年を超える歴史と伝統の配合と、さらには日々研究を重ね社長自ら関わりより良い製品を作り出されています。
またライオン靴クリーム本舗は、「靴磨き文化の発展と発信」を合言葉に開催される靴磨きの技術を競う大会「SHOESHINE GRAND PRIX」のオフィシャルスポンサーであり、靴磨き文化の発展にも取り組まれています。
おかちまちパンダ広場のマーケットでは、靴クリームなどの販売と、靴磨きのデモンストレーションを予定されているとのこと。プロの靴磨きのコツなど、お手入れ方法を習得するチャンスです。
株式会社 谷口化学工業所
URL:https://taniguchi-kagaku.com/
6月7日(土)・8日(日)は、靴クリームなどの製品と、靴磨きのデモンストレーションを行います。
出店店舗
Food
・株式会社 高橋総本店 出店内容:かき氷
・株式会社 中南海トレーディング 出店内容:タイ料理
・株式会社 桑原ハム 出店内容:ハム等食肉加工品
・株式会社 葱善 出店内容:千住葱の加工品
・弥栄 出店内容:ホットドック
・株式会社 シンポ企画 出店内容:クラフトビールとおつまみ
・蜜芋研究所 出店内容:さつまいものスイーツ
・アプリコットンシステム 株式会社 紅茶(ティーバッグ)
・忠三 株式認知 どら焼き等和菓子
・小川産業 株式会社 麦茶
Goods・Workshop
・株式会社 おがた 出店内容:ところてん付き体験
・株式会社 飯田 出店内容:調理器具
・日本MD技研 株式会社 出店:包丁
・有限会社 箱義桐箱店 出店内容:桐箱
・ヘルスポイント 有限会社 出店内容:健康用具
・株式会社 丸呼 出店内容:アクセサリー
・株式会社 モリサカグローバル 出店内容:ぬいぐるみ
※出店者、出店内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。