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“創造”がとまらない。札幌のいま。

“創造”がとまらない。札幌のいま。

北海道札幌市

    2025.12.09 (Tue)

    目次

      美しい自然と都市機能が共存する札幌は40年近く前から「文化都市」を掲げ、独自の創造性を街全体として生み出してきました。今回の特集では、そのようなマインドが発生したルーツはどこにあるのか? そして、そのマインドがどのような形で現代に息づいており、最新状況はどうなっているのか、スイーツ、農業、アート、ライフスタイル、伝統工芸などといった様々な観点からお届けします。

      ISHIYAが挑む新ブランド「AGREETS」誕生の舞台裏

      北海道土産として有名な「白い恋人」で知られるISHIYAによる、北海道の未来と一次産業を応援する新ブランド「AGREETS(アグリーツ)」。2025年にはじまったこのブランドが生まれた背景とは? そして、第1弾の製品となる「おさつマロ」とは? このプロジェクトの発起人ともいえる、大丸松坂屋百貨店の名物バイヤー・本田大助とともにISHIYAを訪ね話を伺いました。

      札幌がアートを育てはじめた場所。40年目の「芸術の森」を、歩いてみる。

      札幌の中心部から車で約30分。静かな森に抱かれるようにして広がる「札幌芸術の森」は、1986年の開園以来、アートと自然と人をつなぐ場所として、40年近くにわたり市民に愛され続けてきました。“創造性をまちづくりの軸にする”という今でこそ当たり前となった視点を、札幌がいち早く行政レベルで掲げた背景には、札幌青年会議所の若者たちの熱意がありました。今回は、札幌芸術の森という公共文化施設がどのようにして生まれ、いかにして地域の創造活動を支えてきたのか。その軌跡をたどります。

      アートが日常になる場所。FAbULOUSで出会う、札幌の現在地

      札幌のカルチャーシーンを語るうえで欠かせない存在があります。それが、創成川の東側エリア「創成イースト」に店を構える、カフェ、セレクトショップ、ギャラリーが融合した複合空間「FAbULOUS(ファビュラス)」です。札幌の中心部からわずかに外れたこの場所で、FAbULOUSは約20年にわたって“アートと暮らし”の距離を近づけてきました。洗練された審美眼と空間演出、そして北海道内の若手作家たちとの協働。そこには、アートを“特別なもの”ではなく、“日常の選択肢”に変える力がありました。

      老舗の看板商品「ノースマン」リブランディングで起死回生。地域銘菓が秘める可能性

      完売続出の北海道の銘菓「生ノースマン」。キャッチーなパッケージから、今流行りの北海道土産かと思いきや、実は昭和49年からある看板銘菓「ノースマン」のリブランディング商品なのです。看板商品を思い切ってリブランディングしたことにより、息を吹き返した札幌千秋庵の代表取締役社長・中西克彦さんに、生ノースマン誕生の裏側について話を伺いました。

      札幌発の大ブーム「シメパフェ」。仕掛け人が語る、地域文化を育むということ

      札幌の新たな食文化として定着した「シメパフェ」。その知名度はいまや全国区となり、札幌旅行の目的にもなるほど。季節を問わず、すすきののシメパフェ専門店にはパフェを求めて長蛇の列ができています。なぜシメパフェがこんなにもブームになったのか、シメパフェブームの仕掛け人のお一人であるクリエイティブディレクター・小林仁志さんにお話を伺いました。

      人気ご当地グルメに成長した、ローカルの味。札幌スープカレーのルーツとは?

      海鮮、野菜や肉類、乳製品など、北海道のグルメは魅力的な食材がたくさんあります。広大な北の大地が育んだおいしい食材は、今や北海道の代名詞といえます。そんなグルメ大国で生まれ、何度も日本各地でブームになっているのがスープカレー。札幌発祥のご当地グルメとして広く知られていますが、そもそもなぜ札幌で生まれたのでしょうか。年間300食ものスープカレーを食べるという専門家にお話を伺ってきました。